寒暖差の激しい時期ですね。朝は肌寒くても、日中は初夏のような陽気の時もあり
汗ばむことも少なくないですね。
また、入園進級から1ヶ月が過ぎ、それぞれのペースで新生活にも
慣れてきたころでは無いでしょうか。
だんだんと緊張がとけて体調を崩しやすい時期でもありますので
休日もあまり無理はせずゆったりのんびり過ごせると良いですね。
◆ クリニック院長より ◆
温暖化のせいか、春と秋は駆け足で過ぎ、この通信が出る頃には
すっかり夏らしくなっているでしょうか。
自然現象が変化しようが社会情勢が変化しようが、
子どもたちは未来に向かって健やかに大きくなっていってほしいものです。
この世に生まれてきて、健康を保つこと一つとっても容易なことではありません。
激しい温度の変化は、体表面積の割合の高い子どもたちにとっては
体温の維持が難しいものです。
加えて子どもたちは寒さを感じるセンサーが鈍いようで、
容易に体が冷え切ってしまうため、風邪ウイルスの侵入を許してしまうことが多いです。
衣類の調節は周りの大人の配慮が必要です。
夏でも汗をかいた後は気化熱を奪われるので
夕方からは冷える心配がありますから注意しましょう。
成長痛と分類される夏の下肢の痛みも疲れと冷えから起こる経験が多いです。
子どもたちの睡眠時間は確保されていますか?
太古の昔から、日が高い間は活動し、
沈んでからは休むというサイクルで人間は生きてきました。
ところが照明が発明されて以来、夜も深夜近くまで活動することが
当たり前になりつつあります。
現代人は生まれたときから照明があった世代なので、
夜起きていることに違和感がありません。
そこは大きな問題です。
人間は百年ほどでは進化することはできないので、
身体的にはかなり無理を重ねて活動しているはずです。
子どもたちは寝ている間にからだの成長と脳の発達も行っていますから、
睡眠不足がどんな悪影響があるかは想像に難しくないところです。
睡眠不足が多動を引き起こしているというデータもあります。
寝だめは効きません。
休日にたくさん寝てしまう人はそれまでの無理を返しているだけで
その後の睡眠を先取りしているわけではないのです。
目から光がたくさん入っていると
消灯してからはじめて寝る準備が始まりますからなかなか寝付けません。
日没後はあまり照明を強くせず、寝るための環境準備を始めてください。
夜早く寝ることが体と心の健やかな発育に欠かせないものなのです。
◆ 最近の保育室の様子 ◆
先月は、喉風邪(急性上気道炎)やお腹の症状を伴う風邪(ウイルス性胃腸炎)や、
段々と落ち着いてきてはいるもののインフルエンザでのご利用もありました。
嘔吐や便性の崩れているお子様には、消化の良いものを選んで
食事やおやつをお出ししています。
お弁当、おやつには乳製品・脂質の多いもの・冷たいのもは避け、
お粥・うどん・スープなど消化が良く温めて提供できるようなものをご持参ください。
初めての集団生活に入り、緊張や疲れと共に様々な物に触れ、
体験したことのないウイルスと出会います。
軽度な症状で済むよう適度な栄養と生活リズム等…
心掛けられると良いですね。
以上、5月の保育通信でした。
たんぽぽ病児保育室 2024年5月1日発行 編集者(看護師)渡邉泉
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